台北のMRTには、旅行者にうれしいお得な乗り放題チケットが用意されている。
一日券（150元）、24時間券（180元）、48時間券（280元）、72時間券（380元）と、使いたい日数によって使い分けることができ、日数が多くなるほどお得になる。
一日券は、改札を通ったその日一日だけの乗り放題だが、24時間～72時間券は、改札を通った瞬間からの24時間~72時間なので、日付をまたいで使うことができる。例えば、24時間なら、一日目の朝11時に改札を通ったら、次の日の朝11時まで乗り放題ということだ。MRTを主に使って移動するなら、すごく便利でお得なチケットだ。
ただし、使用できるのはMRT乗車のみで、バスなどほかの交通機関には使用できない。（私は確認しようと、わざとバスで24時間チケットをかざしてみたが無反応だった。←あほ爆）
MRTでは、この乗り放題チケットに、プレゼントや割引券の特典が付くキャンペーンを今年2016年4月30日から12月31日限定で行っている。春さきからMRT車両内や駅構内にポスターを張って宣伝をしているのを見かけてから、私はこのキャンペーンがずっと気になっていた。なぜなら、とてもお得な内容だからだ。（ポスター画像は台北MRT公式HPより引用）
プレゼントがまず良い。
１．パイナップルケーキ（以下Pケーキ）DIY無料体験。（原価200元）
２．Pケーキ一箱（小）プレゼント（5個入り）
これだけで、24時間チケットなら、完全に元が取れる。
その他の割引特典としては、
１．１０１展望台１０％割引（チケット1枚のみ）
２．美麗華観覧車50元割引き（原価150元）
正直、この割引特典は別にまあまあなのだが、「特典額は500元を超える！！」とMRTが自信をもって薦めるチケット、本当に非常にお得な内容になっている。
ところで、こんなオイシイ特典キャンペーンを、台湾人はみんな知らない様子。私の友人知人、聞く人聞く人ことごとく知らなかった。あんないっぱいポスター貼ってあるのに！
つうか、みんな毎日MRTに乗ってて、全く目に入ってないって、どうゆうこと!? MRTさん、広告の打ち方、大丈夫？？ と思うほどの認知度の低さである。
とにかく、特典がお得なわりに知名度の低い今回のキャンペーン。ずっと、これを使ってPケーキDIYにトライしたいなあと思っていたのだが、一人でDIY参加というのもなんだか味気ない気がして、誰か一緒に行ってくれる人が現れないかとおもっていたところに、日本から友人夫妻がやってくることになり、このキャンペーンのことを話したところ、二つ返事でご一緒してくださるというので、張り切って最寄りのMRT駅窓口で24時間チケットを購入した。
内容は、MRT24時間チケット本体と、PケーキDIY体験券、Pケーキプレゼント引換券、101展望台割引券、美麗華観覧車割引券、のセット。各チケットには同じ番号が振ってあり、一組で同じ袋に入っていた。使用前で、未開封の場合に限り、払い戻しが可能なようだ。
チケットを購入してから、詳しい内容をMRT公式サイトで調べてみて、中国語版のページと英語版のページには詳しい内容が記載されていたのだが、日本語版と韓国語版には一切情報が掲載されていなかった。中国語版でもトップページの5個目のトピック扱いで、情報を探すのに少し手間取った。英語版ではトップですぐ確認できるようになっていた。
ポスターには「背包客的首選!!（バックパッカー一番人気！！）」的な文言もあるので、外国から来た観光客の使用を想定しているのかもしれない。24時間チケット本体のケースには、中国語、英語、日本語、韓国語の案内が記載されていたので、使用に関しては、外国人でも問題なさそう。
ただ、問題は、PケーキのDIYの部分だった。
チケットを見ると、要事前電話予約とある。え、じゃあチケット買っちゃったけど、これから電話してもし友人夫妻がやってくる予定の日に空がなかったら、このチケット意味なし!? ちょ、早く言ってよ！！（焦）しかも、自分の分のチケット開封しちゃったから払い戻しもできないよ！！（爆）
しかも、維格餅家の公式サイトでMRT特典のDIYを受け付けている文林門市という支店のページを確認すると、
PケーキDIY
予約制：三日前までに電話予約
開催日：毎週金土日と国の祝日のみ
開催回：一日四回（14：30，15：30，16：30、17：30）
人数 ：毎回各12名限定
とある。ええええ！！ ちょっと、これも早く言ってよ！！
チケット購入したのは、友人夫妻とDIYに出かける予定の四日前にになっていた。冷や汗だ。台湾なので、もしかしたら当日に電話しても何とかなるのかもしれないが、一応、規定に沿って申し込んだ方がいいだろうと思い、慌てて翌朝電話を掛けるも、維格餅家の文林門市の営業時間は午後14時からとかで、電話がつながらない。14時まで待って、再度電話を掛けると話し中でまたもつながらない。何、そんなに人気ある訳!? と、また焦る。
何度かかけなおして、ようやく電話が繋がった。電話を取った人は台湾人らしい接客態度のオバさまで、「もし希望の日に予約取れなかったらどうしよう」という私に対して「空いてなかったらしょうがないわね～」と言い放ち私を不安にさせたが、「ああ、その日は、一回目で、3人OKよ～北捷（台北MRT)？ OK！」との回答で、無事予約完了。ほっ。
つうか、オバさま方、英語はできなさそうな……日本語も無理そうな……このチケット見て頑張って電話してきた外国人にちゃんと対応できるのかしら……簡単な単語のやり取りで対応できるのかな？ 外国人向けにサービスするなら、ネット予約ができた方がいいと思うのだけど、どうなんだろう？ 要事前電話予約って、国際電話で電話予約しろというのか？
これから、もしこのチケットを利用してPケーキのDIYにトライしたいと思う方で、中国語が分からない方がいらっしゃるなら、台湾に到着してから、ホテルのフロントにでも頼んで、希望日の予約が取れるどうか確認してもらい、予約が取れてからMRTの駅窓口で乗り放題チケットを買われるのが安全だと思われる。DIYの予約時にチケットナンバーなどの確認はなかったし、チケットはどのMRTの駅でもいつでも購入できるので、先に予約確認をお勧めしたい。私のような冷や汗体験にならないように。（爆）
さて、無事に当日を迎え、午後13：40頃に士林夜市のあるMRT劍潭駅に着。1番出口を出て、およそ10分ほどで維格餅家文林門市に到着した。店舗はまだ開いてなかったので、近くのドラッグストアで開店を待った。
14時の開店とほぼ同時に店内へ。といっても、我々のDIYの時間は14：30からなので、とりあえず、DIYの受付をして、販売されている商品の試食や物色をして時間をつぶした。店内はこぎれいで、謎のPケーキの？ゆるキャラグッズやTシャツなども販売されていて結構カオスで面白かった。
試食では熱々のPケーキや、ひんやりしっとりのカステラなど、様々な商品の試食ができ、無料でお茶も飲め、携帯の充電もでき、至れり尽くせり。
待ち時間に、先にプレゼントのPケーキを受け取った。意外に結構ちゃんとした商品をそのままくれるのだなあと感心。これだけですっごく元が取れた感。
14：30のDIY開始に向けて、一同準備万端。
始まるのが、非常に楽しみだ。
～中編に続く～
維格餅家文林門市
住所：台北市士林區文林路126號
交通：MRT劍潭駅1番出口を出て、およそ徒歩10分ほど
電話：(02)2882-5068
營業時間：14：00 -23：00
PケーキDIY
予約制：三日前までに電話予約
開催日：毎週金土日と国の祝日のみ
開催回：一日四回（14：30，15：30，16：30、17：30）
人数 ：毎回各12名限定
がぁこ訪問：2016年8月
地図：https://goo.gl/maps/naghSmU3bTP2
0コメント