今日は、びっくりしたことが二つあった。
ひとつは、今日昼にやって来た、大学一年生の新しいルームメイトが台湾花蓮の原住民(※1)で、しかも原住民名のローマ字の綴りが、私の名前のローマ字の綴りと全く同じだったことだ。最後の一音の読み方は異なるが、綴りだけ見ると、全く同じ。
「これは、なにかとても縁があるんじゃないか」
と、彼女と不思議なめぐりあわせに驚いた。
今日は取りあえず寮の様子を見に来ただけとのことで、新学期が始まったらまた来ると帰って行ったが、背が高くてすらっとした、朗らかでかわいい子だったので、仲良くやっていけたらいいなあと思う。
それにしても、読み方は違うが同じ名前だなんて。驚いた。こんなこともあるのね。
それからしばらくして、午後になって、急に私を呼ぶ人がいた。
相手を見ると、卒業してオーストラリアに一年ワーキングホリデーに行っていた、以前のルームメイト「姐姐」ではないか。いつオーストラリアから帰って来たのか、急にやってくるなんて、本当に驚かされる。
この「姐姐」は、2011年に私が最初に寮にやって来た時から三年間一緒に暮らしたルームメイトで、後二人、同じ期間一緒に暮らしたルームメイトと共に、一番大事で大好きなルームメイトだ。彼女らには、慣れない生活の中で、いろいろ支えてもらって、辛いときには話を聞いてもらったり、ほんとうに助けてもらった。本当に大事な人たちだ。
一年以上ぶりに顔を見て、本当にうれしかった。
聞けば、姐姐は、近く中国大陸に仕事をするために渡るという。大陸へ行く前に、時間があったらぜひ、また集まって食事でも、とお願いして、今日はお別れとなった。
新しい出会いと、懐かしい出会い。
今日は、本当に驚きと喜びに満ちた一日だった。
なんだか、大学院二年目の、この一年も、良い一年になりそうな気がする。
※1:台湾では、先住民のことを『原住民』と呼ぶ。『先』住民だと、『先に住んでいただけの住民』という意味になってしまうが、『原』住民だと、『元々、その土地に住んでいた住民』という意味になる。そのため、台湾では原住民と呼んでいるそうだ。
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