平日に有給取ってやってきた台中MRT試乗の旅。
午後はまた観光で、MRT四維國小駅にやってきた。
最初に駅ちかくの可愛らしい中国風の建物を見学して、今度は前から行ってみたかった「一徳洋楼」というところへやって来た。
「洋楼」というのは洋館のことで、もちろん今から見学する建物も洋館。
というか、豪邸ね。
昔のお金持ちの一族の居住地だっただけあって、敷地が広い。
庭の端にしつらえてある小道を通って敷地の中に入ると、奥に2階建ての洋館と平屋建ての赤レンガ造りの建物が並んでいる。
建築年代は日本統治時代の1920年代ごろだそうだ。
2階建ての方は、中が改装中だか整理中で公開しておらず見学できなかったが、ネット上の写真を見るとレトロで素敵な内装で、ちょっと前まではお菓子屋さんや書店、カフェもあって食事もできたらしい。
私が行ったこの時には全部やってなかった。残念。中に入ってみたかったなあ。
そして、赤煉瓦の方の建物。
こちらは、ギリシャ風の円柱とかアーチとかがあって普通に洋館にも見えるし、建物の形が「コ」の字型なのが中国福建風三合院みたいにも見える。
実際、三合院と同じように、コの字に回廊があって、正面の母屋にあたる部分に大きな入口と祖先の位牌とかおいてあったような空間もあったから、設計思想としては中国風なのかも。
かと思うと、奥に和室があったりして。
和室は板張りになってたけど、昔は畳だったと思う。欄間とか障子とかもあったような感じ。
日本統治時代の建物は、和洋折衷どころか和洋中折衷なのね。いいとこどり。
台中市の歴史建築に登録されているというのも納得の美しい建物だった。
そうそう、ところで、このお屋敷にはアイドルがいたのよ。
それが、この方、柴犬のMOYAさん!
平日だけ出勤してくるというアイドル犬だそうで、ファンも多いんだって。
すごく大人しくて、人が大好きで、お客さんが来るたびにしっぽふりふりウェルカム。
超可愛かった!
私、基本は猫派だけど、柴犬ってカワユイ♪
建物見学後にしばらくMOYAさんと遊ばせてもらって、大満足で駅へ戻ったがぁこさんだった。
(上の写真は私が建物見学後に表に出てきた時、お客さんがいなくて暇そうにしてたMOYAさん。お客さんが来ると立ち上がって嬉々として接待モードになるのが可愛かった♪)
2020年11月1泊2日台中MRT(メトロ)試乗の旅⑧へつづく
一德洋樓 (林懋陽故居)
住所:台中市北屯區文昌東十一街14巷1號
時間:10:00~17:00、火曜・水曜休館
料金:入場無料
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