しばらく自転車を走らせると大きな公園に出た。左に曲がるとすぐ駅。
かき氷屋は開いてないし、迷子になるし、ちょっと疲れたわ。
駅についてCbikeレンタサイクルをポートに停め、キオスクでクレジットカード清算してその場を離れようとした時、事件が起こった。
なんと、ひったくり防止に自転車のハンドルに絡めていたバッグの持ち手部分が、自転車とポートの連結部分にはまって抜けなくなってしまったのだ!
(↑2枚の写真は別の場所のサイクルポート。バッグの持ち手が固定されたのはこの部分)
なんてこと……うっかりにも程がある!!
オノレの馬鹿さ加減とうかつさを呪っても後の祭り。
すでに自転車は固定されている。
慌ててキオスクで同じ自転車を借りようとしてみるも、返却後に同じクレジットカードで同じ自転車は借りられないのか、または一定時間は借りられないのか良く分からないが、エラーが出まくってどうにもできない。
バッグには財布や携帯などの貴重品が入っている。
もう泣きたい……。
パニックになりかけのところに、1組のカップルが自転車を返却にやってきた。私はわらに無すがる思いで、この状況をどう解決すればいいか聞いてみた。
私が日本人だと知ったカップルは、「サービスセンターに電話をしてみたらどうか」と言ってくれたので、キオスクに記載されている番号に電話してみたが、どう説明していいかわからず、私は電話を片手にさらにオロオロしてしまった。
すると、見かねた彼氏さんが電話を替わってくれて、サービスセンターに事情を説明してくれた。そして、センターの指示に従って、キオスクと私のクレジットカードを操作してくれたおかげで、最終的にバッグの救出に成功。クレジットカードも二重引き落としなどがないことを確認してくれた。
(下の写真は別の場所のサイクルポート)
ここまで、かれこれ20分くらいは経っていたと思う。
すべてのやり取りを終えた後、お二人は、「よかったね、旅行を楽しんでね」と、笑顔でその場を後にされたのだった。
本当に、あのカップルのお二人には感謝しかない。
本当に、本当に、感謝。
ほっとして、どーっと気が抜けた私は、キオスクそばの大東文化芸術センターの広場でしばらく座り込んでしまった。
ちなみにここ大東文化芸術センターにはおしゃれなカフェとかもあって、インスタ映えスポットとしても知られてるのだが、この時の私には余裕がなく。
ただただ座ってるだけなのだった。
カップルさん、本当、ありがとう。(涙)
2018年3月高雄1泊2日ぶらりひとり旅⑧につづく~
大東文化藝術中心
住所:高雄市鳳山區光遠路161號
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