鉄道文化園区を出てきたところで、観光ボランティア的なおじさんに声をかけられた。
「文化バスが発車するよ! 乗ってかない?」
ん? 文化バスとはなんぞや?
おじさん曰く、高雄市文化公車(文化バス)というのは、高雄市内の代表的な観光スポットを結ぶ観光シャトルバス的なもので、1日50元で乗り放題できるお得なバス。
「他の市バスもこの切符で乗れるからね!」
とおっしゃる。
予定としては打狗英国領事館に行く時間しかないから、普通のバスで往復した方が安いんだけど、何事も経験、ちょうど出発だし、乗ってみよう。
バスに乗ると、韓国人のお嬢様2人と一緒になった。
観光バス的な位置づけなだけあり、車内にはガイドのおじさんもいた。
おじさんは、通過するスポットの案内をしてくれるんだけど、「日本語はちょっとだけできるけど、韓国語はできないよ~(汗)」と焦っていた。
結局中国語でガイドしてくれてたけど。私はそれでOK。はは。
打狗英国領事館を見学するには、手前の正面から入ると坂がきついから、奥の入口の階段を上がってから下るといいよと教えられ、西子湾側で下車。
こちら側から行った方が楽とおっしゃるけど、結果的には高さとしてはそんなに変わらないんじゃないかという階段をのぼり、赤煉瓦の英国領事館跡へ。
山の上から高雄港一望。いい眺め。
今まで何度も高雄に来たことがあるにもかかわらず、なぜか来る機会がなかった英国領事館。今回初めて来たけど、いいところね。
雰囲気は淡水の紅毛城の赤煉瓦の建物とよく似てる。同じ時代の建物なんだろうな。
韓国人のお嬢様方も一緒に上がって来たので、お互い記念撮影の手伝いをしながら3人で見学。つうか、お嬢様方は写真撮影がすごくお上手で、ふたりの撮影見てるとモデルさんの撮影会みたいだった。かわいいなあ。
残念ながら彼女らは日本語も中国語もできず、私も韓国語も英語もだめで、英単語コミュニケーションしかできなかったけど、なかなか面白かった。
(プライバシー保護のため、彼女らの写真は無し)
山の上から地上へは、登山古道を下る。整備されてるけど、洞窟みたいなのがあったり、けっこうワイルドな風景。傾斜もこっちのほうがきつそうだし、登るのは大変そう。奥からきて良かったのかな。
ラピュタみたいな城壁と樹がからまってるところとか、すごい絵になる。もちろん3人でいっぱい写真を撮った。笑
地上の建物は赤煉瓦ではなく白い建物で、オランダ人がやって来たころの情景が人形で再現されていた。
部屋に入った時に、一瞬誰かいるのかと思ってビビったのはここだけの話だ。汗
入場券で買い物が割引になるようだったので何か買うものはないかとみてみたが、高い商品しかなく、外のカフェも高いので、結局何も買わずスルー。
駆け足で回ったけど、なかなか楽しかった。やはり代表的な観光地、一度は来る価値ありといったところ。
見学後、お嬢様方とバスで西子湾駅に戻り、ショッピングモールへ向かうという彼女らとお別れした。
私は美麗島駅に戻って、散策しながらホテルに帰るつもり。
2018年3月高雄1泊2日ぶらりひとり旅④につづく~
打狗英国領事館(山上官邸)
住所:高雄市鼓山區蓮海路20號
公式サイト http://britishconsulate.khcc.gov.tw
地上の事務所棟
住所:高雄市鼓山區哨船街7號
入場料:99元
時間:09:00 - 19:00(最終入場18:30)、土日祝は21:00まで(最終入場20:30)
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