高雄駅からMRTオレンジラインの終点西子湾駅へ。
先ほど旧高雄駅舎でみつけたパンフレットにあった打狗鉄道故事館(現・舊打狗驛故事館)へやって来た。
高雄港駅の事務所が当時の道具や設備を保存・公開している。
高雄港駅は、実はもともとの「高雄駅」。
日本統治時代の1900年に縦貫線が高雄まで延びてきた時に臨時停車場が置かれたのが最初で、1908年には高雄の旧地名から「打狗駅」となり、その後1920年に「高雄駅」になったそう。
そして1941年になると、現在の高雄駅の場所に旅客駅が移動となり、ここは「高雄港駅」と改名され、貨物専門の駅になった。
さっきまで見学していた旧高雄駅舎、あれがその時に完成した「新しい高雄駅」ということになる。
今見学している「高雄港駅」の駅舎は、終戦前に空襲で焼けてしまった木造駅舎の代わりに、戦後になって建てられたコンクリートの駅舎で、2008年まで現役だったそう。歴史を知ると、ほんと面白い。
(この2015年の訪問時はこの建物の館名は「打狗鉄道故事館」でしたが、2017年に現在の「旧打狗駅故事館」に改称されたとのことです)
見学を続ける。本当に色々残っていて、資料見てるだけでも結構萌えるところだ。
この薬棚みないなのとか、何入れてたのかしら。
昔の切符売るときの仕分け。
ハサミで切りこみ入れる硬い切符も、今はほとんど見かけないよね。
黒板の字とかが、昔の駅員さんの仕事ぶりを想像させてくれる。
駅長室では、駅員の制服のジャケットや帽子を自由に試着することができた。
パンフレットに書いてあったので、喜び勇んで展示場所を探して、いそいそと自撮りにはげんだのだが、この場所のことを知ってる人はあまりいないのか、ほとんど貸し切り状態で遊ぶことができた。
人がいっぱいいたら恥ずかしかったかもね。(汗)
外の広場には、蒸気機関車などが展示されている。
芝生でくつろぐ家族連れなども多かった。
プラットホームも保存されている。ここのは、高さが低いのが特徴とか。
素敵ねえ。何時間でもいられそうね。
2015年8月夏休み・南部放浪7泊9日バックパッカーひとり旅。53へつづく~
舊打狗驛故事館
住所:高雄市鼓山區鼓山一路32號
公式サイト https://trm.tw/visit/
※インフォメーションを見ると2019年は7月まで改修工事中だそう。
0コメント