この間、同僚が台湾のドリンクに入ってる「山粉圓」というのは、日本で言う「バジルシード」のことだと教えてくれた。
そういえば私、もう何年も台湾に住んでるのに、その「山粉圓」ていうもの、食べたことないかも? そもそも、バジルシード自体食べたことない気がする。というか、チアシードとは違うものなの?
などと、今まで気にしたこともなかった守備範囲外の食品で頭に「???」が飛んだ。
ネットでざっくり見てみると、なるほど、「山粉圓」をバジルシードと紹介している人が多い。でも、日本のネットで売ってるバジルシードと台湾の山粉圓の写真を見ると、バジルシードはつるつるの胡麻みたいな見た目で、山粉圓はもうちょっと表面に凹凸がある。なんかちょっと違う感じ?
さらに中国語で調べてみると、生産農家の方を紹介しているページに、山粉圓というのは俗称「狗母蘇」または「香苦草」という植物の種と紹介してあった。日本語を調べると「ニオイニガクサ」。
バジルシードも山粉圓も、シソ科の植物で、同じように水にひたすとぷるぷるのタピオカのようになるとのこと。効能も同じような感じみたい。おもしろい~!
食べてみたくなって、さっそく、近所のスーパーに行ってみるものの、輸入物の高級なチアシードしか置いていなかった。かといってドリンクスタンドのジュースを買うのもなんだしと思い、日を改めて、数日後にカルフールに見に行ってみた。
すると、ありましたよ! お菓子作りの材料のコーナーに、豆や雑穀と一緒に置いてあった。上の方の目立つ棚には輸入物のチアシードがキレイなパッケージで売られていたのに、山粉圓はあんまり地味で、うっかり見過ごすとこだった。
お値段は、320g入り65元。安っ!
高級なチアシードさんは200gで200元とか300元とかするのに…、この価格差は台湾で作ってるからなのか?
バジルシードの1食あたりの使用量は約5gだから、同じとして、60食分以上あるのね。パッケージ裏の成分表を見ると10gで410Kcal、5gだと25Kcal。毎日食べても大丈夫そう。
いそいそと購入して、帰宅。
さっそく、実験開始。
5g、小さじ1の山粉圓をグラスに入れる。バジルシードは150mlの水を注ぐそうだから、同じように150mlの水を注ぐ。(バジルシードは30倍に膨らむそう)
すると、一瞬で種の周りに白い膜のようなものが! おもしろ~い!
放置すること15分。
グラスはカエルの卵みたいなプルプルでいっぱいになった。
たしかに、こういうのがドリンクに入ってるの見たことあるなあ。
そのままでは、味もなく飲みづらい感じだったので、100%レモン果汁を数滴たらして氷を入れて、よくかき混ぜてから飲んでみた。
とても美味しい。
いけるじゃん!! 甘くなくても、十分美味しいよ!!
つるつるの食感とのど越しも気持ちいい。今までなんで食べたことなかったんだろう?
ちょっと、これから毎日食事前に飲むようにしてみようかしら。お通じよくなって、痩せたりしないかしらん!?
※追記
とても気に入って何度か続けて飲んでいたのですが、このメーカーの商品には、私が買った袋だけなのかどうかわからないけれど、ほかの植物の種や枝みたいなのの他に、入っててはいけないような異物が入っていたのを確認したので(言いたくもないもの)、残りは全部破棄して商品写真は削除しました。山粉圓自体は良いものだと思うので、商品管理がきちんとしているメーカーがないか調べて、信頼できるところがあればまた買ってみようと思います。。。残念。。。
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