6月のとある休日。
お茶やお菓子の買い出しに、朝から迪化街にやってきたがぁこさん。
行列のできる麺店で軽く朝食を取り、出てきたところでちょうど10時ごろ。
すでに気温がかなり高くなっていて、先ほど少しの間だけど外で並んで、さらに屋外席で食事したため大汗滝汗状態で、もう暑くて歩くのも辛い。暑い。溶けそう。とにかくどこかで冷房に当たって涼みたい……!
と思いながら迪化街の通りに到着したところで、一軒の菓子店が目に入った。
こちらのお店は1895年創業の老舗中華菓子店「李亭香」さん。
いつも民権西路から下ってきて前はよく通るけど、このお店には入ったことがなかった。
ていうか、表通りからだと路地側がこんな風な店構えになってるのも気が付かなかった。
中を覗くと、お菓子が並んでいるがテーブルやいすもあり、喫茶店のような雰囲気。
店頭のメニューを見ると、中華菓子とドリンクでティータイムのセットを楽しめる様子。
お菓子ひとつとドリンクのセットで150元と、お値段もお手頃である。
これは、「ここで休憩なさい」との神様の思し召しですわね!
早速ドアを押して店内へ。ふんわりと冷房の風がヒンヤリ気持ちがいい。
いちおう「お茶できますか?」とお店の人に尋ねると、もちろんとのお返事。先客はいらっしゃらなかったので、観葉植物が見える窓際の席に腰を下ろした。
メニューの中では、一番上の少女亀蜜セット150元が気になった。
李亭香を代表するお菓子「平安龜」または「金龜」1つとホットかアイスのコーヒーかお茶が選べるとのこと。
どんなお菓子か席のそばの売り場を見に行くと、お店のお姉さんが親切に説明してくれた。
平安亀は落花生の粉の中に黒すりごまを包んであるお菓子で、金亀は外は同じで中にヌガーが入ってるんだそうだ。
金亀は金色のアルミ箔?で包んであり、ギフトボックスには小さい金の亀のお守りみたいなのも付いてて、すごいおめでたい雰囲気。小さい亀のお守りちょっとほしいかも。
平安亀も同じ箱のギフトボックスがあった。(平安亀は食べてみて気に入ったので、この後親戚の伯母にプレゼントするために購入した)
亀さんたち以外にも、おいしそうな中華菓子が沢山あったけど、見て回った結果、やっぱり最初に気になった平安亀とアイスティーのセットを注文。
席に運ばれてきたセットのお茶はアールグレイティーだった。お洒落!!
平安亀は、亀の形の型で落花生の粉と麦芽糖を練った生地を固めてあって、背中に「寿」の字を背負った亀のお姿がなかなかにキュート。
店頭の日本語の商品説明には「ピーナッツ飴」と書いてあったが、半生っぽくてやわらかく、ピーナッツバターを固めたみたいな感じの面白い食感。
外側の生地は落花生の風味が濃厚で、中は黒ごまたっぷりでこちらも濃厚。
だけどしつこい甘さではなく、素材を生かした味わいで、アールグレイのアイスティーとすごくあう。意外な組み合わせと思ったけど、新しい発見だった。美味しいわ♪
レトロな昭和の喫茶店のような店内にはジャズが流れていて、居心地よし。
食器もおしゃれで、お菓子もお茶も美味しい。ここは穴場かも。
迪化街の散策で疲れたら、また立ち寄ることにいたしましょう。
40分ほどがっつり冷房で涼んだがぁこさん。
体が冷えたおかげで、この後の迪化街縦断ショッピングを何とか乗り越えることができたのでした。
李亭香
住所:台北市大同區迪化街一段309號
時間:10:00~19:00
ミニマムチャージ1人100元以上のドリンク1杯
席利用1.5時間まで(ほかにお客さんがいなければ制限なし)
0コメント