とある日曜の朝。
「東三水街市場」の寿司屋「金禾壽司」で寿司朝食をキメて、食の欲求が落ち着いたがぁこさん。
龍山寺駅に来るのも久しぶりなので、東三水街市場から剥皮寮、廣州街と康定路と艋舺公園の間の路地、龍山寺を経由して梧州街から和平西路へという感じで、近辺を適当にぶらぶら見て歩いてみると、路地の奥に新しいお店ができてたり、昔からある老舗がリノベしてたり、雑貨屋で掘り出し物を見つけたりして、なかなかに面白い発見がいくつもあった。
歩いている途中、龍山寺の前でGoogle先生の地図を見て、たまたま目に入った和平西路の肉園のお店が気になったので、見に行ってみることにした。
てくてく歩いて、10時半過ぎに目標のお店「蘇家肉圓油粿」に到着。
あら素敵、すごい文青風格。カフェかしら。(違う)
肉圓のお店なのに、すごいオサレー! なんかよさげだし、ここでブランチよ!(2回目の朝食とも、早めの昼食ともいう。笑)
午前の営業が始まったばかりのようで、店内には先客が1組だけ。
お店に入ってみると、内装は若者向けのカフェ風だが、カウンターに立たれていたのはお年を召したお父さんとお母さんだった。すごい意外。なんてお洒落。
(後で耳にはさんだお二人の会話によると、忙しくなると若い人も出てくるらしい)
紙のメニューはあったが、口頭で注文してとお母さんがおっしゃったので、口頭で肉圓45元と漢方スープの綜合湯60元を注文。席に着くと、すぐに料理が運ばれてきた。
まあ、まあ! ビジュアルも美しい!
器も綺麗な陶器の器で、お店の雰囲気にぴったりね!!
肉圓は、でんぷんの皮で豚肉餡を包んで揚げ煮した料理なのだけど、こちらのお店の肉圓は、よそでは見たことがない、濃い茶色のたれがかかったものだった。
皮の切込みを開くと、豚肉餡の肉は荒く切った塊肉で、たっぷりのタケノコと、大きなシイタケが入っていた。
食べてみると、肉餡には漢方の香りは一切なく、うちの親でも食べられそうな感じで、タケノコのシャクシャク食感がとてもいいアクセントになっていた。
そして、濃い茶色のたれは、テンメンジャンみたいなこってり系。なんだろうかこれは、よその肉圓で見たこともないけど、食べたこともない味。
なんていうかもう、激ウマの大ヒットなんですけど!!
私的にすごく美味しくて、びっくりしてご主人にお尋ねしてみると、たれは味噌ベースのお店オリジナルの特製なんだそうだ。
ついでに創業70年以上で、お店が新しいのは違う住所から引っ越してきたからなんだそうだ。そんな老舗とは知らんかった。お父さん、おみそれしました~~!!
この味噌ベースのたれ、よそでよく見る赤くて甘い紅麹だれよりも、断然好みなんですけど! 肉の脂身と味噌誰のこってり感がイイ感じにまとまって、すごい美味い!!
好みでニンニクと唐辛子足してもイイが、私はニンニクだけでいいかな。
いやあ、本当に美味しいわ!!
そして、スープの綜合湯のほうはというと。
豚の大腸と豬肚(ガツ/豚ミノ)とハト麦が入ってる漢方スープなんだけど、これもね、すっごい美味しかった!!
スープの漢方はうっすら気持ち程度で、肉の出汁のほうが濃くて、漢方苦手な人も気にならんレベル。
ホルモンはよく処理されていて、全く臭み無し。豚ホルモンの脂のうまみがすごい。
ベースになってる豚大腸とハト麦の四神湯は、漢方がきついと苦手な時もあるけど、ここのは漢方きつすぎると無理な私でもガツガツ食べられちゃう。むっちゃうまい……!
2品とも、すっごい美味しかった。
きっと、今回食べてないタロイモで豚肉餡包んだ芋粿とか、粽も美味しいんじゃないかしら。さっき寿司食べてなきゃ、他のメニューも食べれたと思うと、ちょい残念だわね。
食べてる間も次々テイクアウトの人が来て、イートインも続々席が埋まって、11時すぎには満席になった。
これは、リピするなら休日は開店直後を狙いたいパターンな感じかな。
絶対リピします。お父さん、お母さん、ごちそうさまでした♪
蘇家肉圓油粿
住所:台北市萬華區和平西路三段176巷4號
時間:10:30~19:30
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