二軒目は、東方霸黃牛肉麵。一軒目の大塊牛肉麵から杭州南路を少し北上したところにある。こちらは、土日休みだが平日夜20時までやっているので、わりと行きやすい。
黃牛肉麵という名前の通り、牛肉麺に使用している牛肉は、すべて台湾産の台湾黄牛のみという、こだわりのお店だ。
行く前にネットで予習してみたところ、こちらのおすすめは白濁スープの牛肉麺だそう。ということで、清燉半筋半肉麵(牛筋&牛肉の白濁スープの麺)を注文。醤油ベースの紅燒スープより、塩ベースの白濁スープの方が値段が高い。このひと碗だけですでに220元なので、今回は小皿のおつまみは無し。
すぐ出てくるかと思いきや、10分ほど待った。
ほどなく出てきた牛肉麺に、一瞬、「え、これ??」と思ってしまった。スープに麺も肉も隠れてしまって、見た目あんまり美味しそうに見えない。ネギスープ? かと思うくらい。
テンション低めに、スープを一口すすってみた。
「お! 美味いじゃん!!」
さらっとしてるけど、コクのある、なんていうか何かに似てる…そうそう、韓国のソルロンタン!! あんな感じ!! すごく時間をかけて煮込んでるんだろうなっていうのが解るスープだった。
すると、隣の席のお客さんとご主人の会話が耳に入った。
「ご主人、こら美味いわ」
「…朝早くから、ずっと煮込んでるんだよ」
材料も手間暇もいっぱいかけてるから白濁スープの方が高くなるんだね。スープがいっぱい入ってるのも、サービスだったのかも。失礼しました。
つうかこのスープ、飲みきれなかったらもったいない。全部飲んだら塩分が体に悪そうだけど、スープ持ち帰って、次の日におじやとか作ったら最高なんじゃないかしら。
もったいないので、レンゲに麺を置いてたっぷりのスープと一緒に食べる、という方法でスープを8割方消費することに成功。
麺は太い平打ち麺で、パスタのアルデンテか!?と思うくらい硬めの歯ごたえあるゆで上がり。麺はこないだの大塊牛肉麵のちぢれ太麺の方が好きだったなあ。
そして牛肉。こちらは、しっかり味がしみ込んでいて、これだけ食べても美味しい。そして大塊牛肉麵のより柔らかい。たぶん、冷菜として肉のスライスだけ食べながらビール、っていうのもすごいいいかもしれない。
牛筋は、けっこうトロトロで、こちらも味がしみ込んでいて美味しい。
肉だけ食べて美味しいってことは、小皿料理が結構イケてるような気がする。カウンターに並んでる小皿料理が気になるところだ。
お店も清潔で、きちんとしてて好感が持てた。誰かと来る機会があったら、小皿料理にトライしたいなと思った。
東方霸黃牛肉麵
住所:台北市杭州南路一段57號
電話:02-2358-1684
時間:11:00-14:00、 17:00-20:00 (土日定休)
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