國立臺灣博物館鐵道部園區は、日本統治時代の台湾総督府鉄道部の庁舎を利用した鉄道博物館。古跡に指定されている建築群の建物自体も非常に貴重かつ美しく、細部まで必見だ。
もちろん、鉄道博物館として興味深くて楽しい展示がいくつもあり、鉄道好きなら何時間でも楽しく遊べる博物館だ。
今回は、鉄道博物館としての展示の見どころを紹介していこうと思う。
まずはこちら。
大きいお友達も、小さいお友達も、鉄道好きならきっと夢中になること必至の鉄道ジオラマだっ!!
鉄道ジオラマがあるのは本館2階。規模としてはそこまで大きくないが、広い部屋の半分以上を占める十分に大型のジオラマである。
ここに展示されているのは、蒸気機関車が走っていた最後の時代で、鉄道の主役がディーゼル車から電車に移行していった1970年代から80年代の台北駅周辺と、1910年の台北工場と機器局の建物の1/80模型だ。
10:00、10:30、11:15、11:45、13:30、14:00、14:45、15:15、16:00、16:30には演出運転が行われており、昼間と夜間の風景を再現している。
約50年前の台北駅は、白っぽい四角い形の駅舎(左端の、オレンジと白の塗装の車両が停車しているビル)。ホームは地上にあり、全体的に現在の嘉義駅のつくりによく似ている。というか、そっくり。
ホームや停車している列車の客車に乗客が乗ってたり、車両内に荷物が見えたりと、かなり細かく再現されており、見ていてとても楽しい。
こちらは夜の台北駅。駅舎正面が壁側向いてて見えないのが残念無念~~!
これは確か、淡水線の新北投駅の日本統治時代建設の木造駅舎の模型だったかな?
ここには演出運転の際に蒸気機関車が走ってきて停車する。
こちらは扇形車庫。当時台北駅に存在したものか、現在彰化に残ってる扇形車庫の模型かはよくわからなかった。演出運転の際に蒸気機関車が入庫する。
1910年の台北工場の様子。これが今も残ってたら壮観だっただろうなあ。
こちらは、今いる鉄道部園区、台湾総督府鉄道部庁舎の模型。奥に台北工場が見える。
鉄道ジオラマ、本当によくできていて、どの角度から見ても面白い。
たぶん、機関車とか車両とかの種類とかに詳しい人は、どの車両の模型か確認したりと、違う角度で楽しんだりするんだろうなあ。
細かいところまで再現度高くて、できたら近くによるか双眼鏡とかで見たいくらい。
近くに寄れないのと、展示の向きの関係で壁になってる奥側からこちら側見た風景を見られないのが、非常に残念だ。
立ち位置を変え、中を覗き込み、そうこうしているうちに演出運転が始まったりと、ずっと見てても全然飽きない。で、また見ているうちに次の演出運転が始まったりして。
好きな人にはたまらないと思います。
特に演出運転は、やっぱり、少なくとも2回は違う角度から見たいですよね!!
おすすめは、できることなら平日で、午前の最初の10:00、10:30で2回見るか、午後の最後の観客が減ってくる時間の16:00、16:30あたりが、割とじっくり見やすいんじゃないかと思う。
時間が許すなら、もっと見ても面白いと思います。
必見ですよ!!
國立臺灣博物館 鐵道部園區。鉄道&歴史好きはGO!半日以上遊べる博物館!!③につづく~
國立臺灣博物館 鐵道部園區
住所:台北市大同區延平北路一段2號
時間:9:30-17:00(最終入場16:30)、月曜休館(祝日・連休は開館)、旧暦大晦日と旧暦元旦休館
料金:おとな100元
※国立台湾博物館四館共通チケットもあり。前は窓口でたしか150元だったと思う。
ネットだともっと安いっぽい。
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