4月に入って、コロナの感染が急速に拡大した台湾。
それまで、ほとんど心配するほどのこともなく、身近に感染した人もいなかったので、急に毎日すごい勢いで感染者数が増えていくのに相当驚いた。
春は1日50人とかでも大騒ぎだったのが、1000人になり、1万人になり、5万人超えたと思ったら、あっという間に10万近くまで増えた。
6月頭の今も、8万前後で横ばいが続いている。
私の周辺の状況での個人的な感覚としては、4月の末頃からコロナの簡易キットがなかなか買えない、という話を聞き始めたように記憶している。
子供がいる某知人は「公費版の簡易キットを買うために薬局に2時間近く並んでやっと手に入れた」といってたし、ある人は「そもそもどの薬局も販売時間前にその日の分以上の人が並んでるから、あちこち薬局巡りしても買えない」といっていた。
アパートの近くの薬局も、9時からの販売に8時半ごろには通りの角まで行列ができてたことがあった。
そのころは、感染が疑われる症状が出たら、まずは簡易キットで自分で検査して、陽性とでたらPCR検査、さらに陽性がでたら感染確定というながれだったので、、毎度薬局の行列を見かけるたびに「今感染したら検査するだけでも大変だな」と戦々恐々となったものである。
で、そんななか、5月の最初の週に出張があった。
出張から帰ってきてから数日後。他社の方で、出張でご一緒した同行者がコロナ陽性となったとの連絡があり。
すわ、がぁこも隔離か!?
と、会社の事務所内がざわついたのだったが、5月8日くらいからだったか、隔離対象の規定がかなりゆるくなって、陽性者の同居家族は自主隔離、接触してたくらいだと自主注意とかになってたのかな、私の状況だとセーフとのことで、そのまま出勤となったのだった。
去年の規定だと、確実に隔離対象だから、だいぶゆるくなったよね。
そしてその数日後、スマホに入れてる台湾のソーシャルディスタンス公式アプリ「台湾社交距離App」に「陽性者との接触あり」っていう表示が初めて出て、また緊張した。
このアプリ、リリースされた当初からスマホに入れてるけど、こんな表示初めて見たからびっくりした。
しかも、確実に出張じゃない日にも結構接触してるじゃん!
ここへ来て初めて、自分の身近にコロナの流行が迫ってるのだと実感。
だけどですね、どれも5分とか短い時間で、どこで接触したかは分からないから、なんかどう心配したらいいか分かり辛いというか。
アプリの目的としては、赤がついたら体調により注意してください、というところまでなんだろうな。
5月も半ばになると、コンビニやスーパーでも、公費よりちょっと高い一般用の簡易キットがやや買いやすくなって、そのおかげもあってか、5月の下旬ごろになると、薬局の行列は見かけなくなった。
わたくしも、5月の頭から度々アプリに赤が付きつつも、何とか感染せずにいたのだけど、やっぱり簡易キットは持ってたほうが安心なので薬局に行ってみたらすんなり購入できて一安心。
そうこうしてたら、現在は簡易キットで陽性がでたら(ほぼ即)感染確定と規定が変わったので、やっぱり買っといて正解だった。
と、おもったら、最近になって、とうとう会社内で初めての陽性者がでた。
幸いこの人は普通の風邪程度の軽症で、1週間休んだ後、1週間の自主観察期間は在宅勤務となっていた。これは5月の頃より会社内のもしも対策が進んでたので、思ったよりスムーズだった。
陽性になった同僚の近くの席の人も感染してなかったようで、こちらも一安心。
ほんとうに、コロナが身近に迫ってきてるのをヒシヒシと感じる。
しかし、感染拡大状況に合わせてちょくちょく規定が変わるのが、なかなか追いつけず、今もってよくわかってないところだらけなのだけど、一応、感染せずにここまで来れたので、これからも手洗い、消毒、うがい、こまめにお茶を飲む、などの自分的感染対策を行いつつ、気を付けていきたいと思っている。
早く状況が収まりますように。
合掌
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