台湾は昨日より清明節の4連休ですが、今朝まで大雨でした。久しぶりにパソコンの画像整理を少し始めたところ、インスタにはアップしたけどブログには旅行記録をあげていなかった2019年の清明節の旅の画像に懐かしくて見入ってしまいました。
当時のメモも残ってましたので、突然ですが本日よりしばらく、2019年4月の台東・屏東・台南の東部南部ひとり旅を振り返ってみたいと思います。
2022年現在とは風景が変わっているところもありますが、こんな旅もあったということで。
日本で見ている家族や友人にお届けするとともに、いつか旅に出られるどなたかの参考になれば幸いです。
--------
2019年3月の上旬。
がぁこさんはカレンダーを眺めながら、もうじきやってくる4月の清明節は、やっぱりどこかへ旅に出かけたいなあと思案していた。
「清明節」というのは本来家族一同集まってご先祖様のお墓参りする、日本のお盆のような日なのだが、毎年4連休となるためか、行楽に出かける人が多い。
なので観光地はどこも混むから大人しく台北にいてもイイんだけど、この時はとても遠くに行きたい気分が高まっていた。
台東とか、行きたいなあ……。
台東から屏東に抜けて、高雄か台南に行くってどうだろう。
台東の海岸線をバイクでのんびり走るとか。
考え出すと、絶対行きたくなってきた。
だいたいの旅の路線を考えて、ポイントごとの宿泊先を検索すると、空室があったので即予約。
宿の手配が終わり。あとは鉄道チケットの手配である。
2019年当時、台湾鉄道の乗車チケットの予約開始日は乗車日の2週間前、すなわち14日前だった。(2020年8月から変更になり、現在は4週前の発売)
そして迎えた、出発日の14日前の朝。
ネット予約を試みたところ、台東行きの台鉄特急チケットはすでに完売……!!
完売って、そんな、まだ午前中じゃん……OMG!
がぁこさん、呆然。
台湾の連休のチケット争奪戦の苛烈さを分かっていなかった。急行も席がなく、まさに惨敗である。
じゃあ、各駅停車で行くのか? 夜になっちゃうよ!!
時刻表とにらめっこして、だいぶ高くつくが少しでも早く台東に到着するため、台北から高雄まで高速鉄道、高雄から台湾鉄道で台東を目指すコースを採用することにした。
もちろんというか、乗りたい時間の高速鉄道の指定席もすべて完売であったため、自由席に望みを託すことにしたのだった。
そんなこんなで迎えた旅の初日。
がぁこさんは始発のMRTで台北駅に駆け付け、幸運なことに6時半の高速鉄道の自由席ゲットに成功。おかげで体力を温存したまま高雄に到着することができた。
そしてさらに、台湾鉄道新左営駅では各駅停車で台東に行くしかないかと思っていたところ、タイミングよく花蓮行きの特急・自強号が出発するところで、立ち席のつもりで乗り込んだところ、車両の最後列シートの後ろの隙間にちょっとおしりを乗せられるとこがあって(下の写真の人のかかとのあたりの出っ張り)、座ったり立ったりすることができたため、体の負担を軽減することができた。これも非常にラッキーだったと思う。
ちなみに、台湾鉄道の特急・自強号は自由席はないが指定席なしの立ち席乗車券「無座」というのがあって、指定席のシートに乗客がいなければ、空いてる席に座ってもオッケーになっている。もちろん、そのシートの指定券を持ってる人が来たらすぐにどかなくてはいけないが、そんなわけで下の写真のように立ってる人は結構いるのだ。
道中の台湾鉄道最南端の駅である枋山駅周辺では、平地から山の斜面まで、白い袋をかぶせられたマンゴーの樹が、雪降ってるように見えるくらい、びっしり並んでいる風景がずーっと続いていた。
こういう風景を見ると、遠くまで来たなあって実感がわくよね。旅の醍醐味。
屏東県と別れを告げトンネルが続く山中を抜けると、太平洋の海が視界に飛び込んできた。
すでに台東県である。青い海、青い空、やっと来たよ!
そして、予定より早く11時過ぎに台東駅に到着。
ラッキーの連鎖で、台北から特急で台東に来るのとだいたい同じ時間帯に到着できちゃったよ!(感涙)
外は快晴!
駅前のレンタルバイク店でバイクを借り、11時半には台東駅を出発できたのだった。
いざ、東海岸の旅へ出発!!
2019年4月3泊4日台東・屏東・台南ひとり旅2-DAY1-2につづく~
0コメント