2021年12月の某休日。
冬の台北でなかなかない快晴となったこの日、がぁこさんは青空の下、久方ぶりに自転車を走らせていた。
どれくらい久しぶりかというと、およそ半年ぶりとなるであろうか。
というのも、2021年は5月から台湾のコロナ警戒がレベル3にグレードアップしてしまい、おかげで夏は外で運動が全くできず、秋になりレベル2にグレードダウンしてから、徐々に夜のウォーキングや休日散歩で体を慣らし始めてはいたのだが、中距離以上のサイクリングは5月に淡水に行ったきりで、半年ほどご無沙汰になっていた。
歩くのもこなれてきたので、そろそろサイクリングにも出かけてみようと思った12月。
この日は朝から快晴だったので、満を持して半年ぶりのサイクリングに出発したのだった。
出発地点はいつもの通り、中正紀念堂。いつものルートを通り、桂林路の門から河濱公園に入り、華江橋を渡り橋の下の華江河濱公園内の自転車道起点へやってきた。
華江橋の北側目の前は大漢渓と新店渓が淡水河に流れ込む合流地点となっていて、何度か通った三峡へのルートはここから大漢渓側に向かうのだが、今回は趣向を変えて逆側の、新店渓を南下するルートを走ることにした。
新店渓の河濱自転車道は、大学および大学院在学時代から現在まで台北市萬華から新北市新店の間の「右岸」といわれる東側のコースは何度も自転車で走ったことがあったが、「左岸」といわれる新北市の華江橋から碧潭までのルートは陽光運動公園ー碧潭間しか走ったことがなかったので、今回は全ルートに初挑戦する所存。
なんで今まで避けてたかというと、華江橋から中正橋までの間は新店渓の蛇行が一番大回りになっており、したがって外周に当たる左岸は右岸に比べて距離が長くなるのでしんどそう、という至極単純な理由からだ。
Googleマップで新北市の華江河濱公園のレンタサイクル店から中正橋下の緑光公園までの距離を見ると約6.3㎞。華江橋の対岸、台北市の雙園河濱公園から緑光公園の表示の対岸のポイントまでの距離は約4㎞と、2㎞あまりも差がある。地図で見ていただいてもよくわかると思う。
でも一度は全ルートコンプリートしたいとは思っていたのだ。なので、今回のチャレンジとなった次第である。
がぁこさんが華江河濱公園を出発したのは朝10時ごろ。
スタートは快調である。何しろ快晴で気持ちがいいうえに、まだまだ体力もある。
調子よく新店渓左岸を南下していくと、恐竜のオブジェが見えてきた。華中橋下の「恐龍園區」である。
堤防にも恐竜の3Dアートが描かれていて、オブジェや壁画の前で記念撮影をするファミリーでにぎわっていた。結構人気のスポットのようだ。
ここから新店渓は45度くらいはあろうかという湾曲を示し、自転車道は北東に向かって伸びていくのだが、自転車をこいでいる本人にはあまり実感はない。しかし、遠くに見える台北101ビルの位置がころころ変わるので、そのあたりで河の蛇行を少し感じることができる。
緑も多く、走っていて気持ちがいい。ちょうどこの紫の花が満開で、とても綺麗だった。
何の樹かしら。
中正橋手前の野球場のあたりにさしかかたところで、前方が橋を架ける工事のため通行止めになっているところがあり、う回路を行く。
緑光河岸公園からはまた河が45度くらい傾き、今度は南東方向に自転車道が下っていく感じになる。このあたりで、前方に赤い橋が見えた。おそらく永福橋だろう。
水辺の景色がとても綺麗で素敵なんだけど、だんだん体がきつくなってきた。
そろそろ、どっかで休憩したいなあ。
2021年12月新店碧潭まで新店渓自転車道往復サイクリング②につづく~
恐龍園區
住所:新北市中和區華中橋
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