もう一軒、魯肉飯好きにおすすめしたい名店がこちら「大鼎昌吉街豬血湯」。
三代の味を受け継ぐ猪血湯の老舗。猪血湯とは、豚の血を固めた豆腐のようなもの(猪血)をいれたスープ。猪血は、見た目はレバーのようだが、レバーのような臭みはなくあっさりしており、黒い豆腐ともよばれている。
こちらのお店の看板はもちろん、この猪血湯なのだが、魯肉飯好きならとにかく、焢腳輪飯(豚足の骨抜きのせ飯)を注文して欲しい。
どうだろう。
写真だけでも伝わってくる、豚肉のふるふるとした弾力感、たれのしみた白いご飯、見ただけでよだれがこぼれそうにならないだろうか。
実際、ねっとりとしたコラーゲンの存在をこれでもかと感じる豚肉が、口の中でほぐれるのを味わうのは、本当に天国の時間でしかない。
味付けは、私好みの濃いめ。うっすら漢方系の香辛料のような香りが感じられるが、気になるほどではない。まじで超美味い。
ただ、付け合わせのなんだか良く分からない真っ赤なやつが嫌いなので、私はたいてい注文伝票の上に「不紅(赤ナシ)」と書いて注文している。(この写真の時はまだ赤ナシができると知らなかった頃の写真である)
ちなみに、魯肉飯もおすすめ。あんまり遅く行くと焢腳輪飯が売り切れてしまっていることもあるのだが、そんなときは魯肉飯でがまん。
とはいえ、魯肉飯も相当レベル高いので、贅沢ながまんだ。たれの味付けは、焢腳輪飯と同じ。でも当然、肉の量が全然違う。そして値段も半額。(笑)
もちろん、赤ナシで注文したい。
そうそう、看板メニューの猪血湯はどんなのかというと、こんな感じ。透明のスープに猪血が泳いでいて、そしてニラが散らしてある。見た目はぐろいが、食べたら意外とおいしい。好みで店に置いてあるニラ醤油などのたれを自分で調合してつけて食べる。
ただちょっと、量がすごいので、一人で全部食べようと思うと飽きると思う。
台北市内に私が知ってる限り少なくとも二軒はあるので、魯肉飯好きは、通りかかったらぜひ試してみてほしい。
大鼎昌吉街豬血湯
中山區吉林店
住 所:台北市中山區吉林路319號
営業時間:10:00-22:00
東區延吉店
住 所:台北市大安區延吉路249號
営業時間:10:00-22:00
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