臺一牛奶大王。学生に人気の老舗かき氷店へようこそ。

学生街には、お財布に優しくて美味いものがあるというのは、日本も台湾も同じ。

台湾で一番有名な大学といえば、台湾大学。その台湾大学の目の前で、長く学生に愛されてきたかき氷の名店が臺一牛奶大王だ。日本の雑誌にも取り上げられているので、ご存知の方も多いだろう。

客層が近辺の学生中心なだけあって、値段も良心的。一番高いパンナコッタとイチゴミルクかき氷の組み合わせでも180元。夏の主役マンゴーミルクかき氷も150元。すばらしいCP値它高（台湾人がよく使うコストパフォーマンスが高いという意味の言葉）だ。

永康街とかの有名店のマンゴーかき氷の200元超えに比べて、安さが際立つ。もちろん、有名店のものは氷がふわふわの雪花氷だったり、上にシャーベットがのってたり、中身も異なるのだが、それでも、たっぷりのマンゴーが氷を覆い尽くすかき氷が150元というのは、毎週でも食べちゃおうかな、というお財布への優しさにあふれている。

一階のカウンターで注文と支払いを済ませて、かき氷を受け取ったら、二階へ上がりたい。もちろん、一階にも席はあるのだが、二階の方が窓があって明るく、景色もいいのだ。

サンプルの写真通りの、たっぷりのマンゴーが嬉しい。

こちらのマンゴーかき氷は、雪花氷ではなく、清氷、つまり普通の氷を使用している。その上に、フレッシュマンゴーと練乳、マンゴーソースといった、素朴なかき氷。甘すぎず、さっぱりいただける。女性でも一人で軽く完食できるだろう。（私は一人で食べる。笑）

本当に美味しいマンゴーかき氷である。

マンゴーかき氷を食べる時間は、夏の幸せなひと時。もうあと一か月ほどでマンゴーの季節も終わりに近づいてくる。夏が終わる前に、できるだけマンゴーを堪能したいと思っている。

臺一牛奶大王のある公館は、人気の観光地から少し離れているが、店まではMRTの駅から歩いていけるので、観光の途中で、もし公館の方に行くことがあったら、ぜひ立ち寄ってみてほしい。きっと、満足できると思う。

臺一牛奶大王

住所：台北市新生南路三段82號

電話：02-2363 4341

営業時間：10：00～24：00（資料によっては11：00～）

交通：MRT公館駅3番出口から徒歩約5分