誠品R79。MRT中山駅の地下が変わった!

最近どうも中山駅の地下道で工事してるなあと思っていたら、なんと台湾オサレ書店の代名詞・誠品書店がテナントに入ったのだという。試験営業初日の昨日、ちょうど台北駅に用事があったので、ついでにのぞきに行ってきた。

まず、台北駅から地下道で中山駅に向かうまでのエリア。こちらは、壁などがきれいになっただけで、テナントには変化がなく、昔ながらのゆるい感じの地下街。コンビニとかが増えてたのが、以前より便利になった点かも。

中山駅を過ぎて、雙連駅に向かう途中、地下道出口のR7からR9までの間が、誠品書店のエリアになっていた。そうか、だからR79っていうのか。(今更)

以前は薄暗い中に延々と古本屋などが並んでいて、人通りも少なくがらんとしていた地下道が、昨日は混雑していて、誠品ブランドの威力に驚いた。

誠品書店らしく、店舗のデザインがお洒落。

座って試読できる椅子も用意されていた。写真には撮らなかったが、台湾の書店名物(?)の、店内通路や地べたでの座り読みも多数見受けられた。

よその誠品書店と同じように、雑貨やレコード、カフェコーナーも揃っていて、あちこち見て回るのも楽しかった。

以前は薄暗い印象が強かった地下道だったが、新しい内装と照明のおかげか、とても明るくて広々とした空間に感じられた。

試験営業初日ということもあってか、混乱も見受けられた。

例えば、フレッシュグアバレモンジュースを購入したこちらのドリンクスタンドは、次々やってくるお客に対して、お会計一人、ジュース作成一人、材料カット一人の三人しかスタッフがおらず、ドリンク一杯受け取るのに25分ほども待たされる羽目に。

天然素材にこだわっているというジュースは美味しかったが、こんなに待たなければいけないと分かっていたら、買わなかったか、先に買って後から取りに来るとかにしたと思う。お店は待ち時間の案内を出すか、支払いの時にだいたいどれくらい待つことになるか教えてくれるとかいうふうに、これから試験販売を通して改善していって欲しいと願っている。

隣の可愛い豆花(豆腐プリン)屋も、見た感じ、座っている人は商品を待っているようだった。カフェなどの利用は、お店のオペレーションが落ち着いたころまで待った方がいいかも。

R10出口。

誠品書店のエリアはこの手前まで。

全体的な感想としては、観光客向けというより、お洒落なこだわりのある地元の人向けのショッピングエリアかなと思った。台湾の書店文化や、台湾デザイナーのアート感のあるグッズに興味がある人には、コンパクトに色々見ることができて、とても楽しいだろう。

お友達用の台湾に手軽なお土産が買いたいという場合は、地上の赤嶺街や三越に行った方が、目的に沿うお土産が手に入るだろう。

でも、とにかくぶらぶらするだけでも面白いと思う。中山駅近くに宿泊している時や、中山駅と雙連駅間の徒歩移動の時などに、立ち寄ってみてはいかがだろう。


誠品R79

住所:台北市大同區南京西路16號B1之中山地下街

営業時間:10:00~22:00


台湾いとしこいし

台湾が好き。 やって来た来た、いとしくて、こいしい、台湾。 勉強して、食べて、遊んで、旅して。勢いだけで、突っ走る元OL留学生、今日も台湾をゆく。 2017年台湾の大学の修士課程卒業、台湾で社会復帰。 instagram@taiwanitoshikoishi