エッグタルトで一息ついたところで、時刻は11時。
続いては、駅から歩いて5分ほどの「松山療養所所長宿舍(靜心苑)」にやってきた。
こちらの建物は日本統治時代の1935年に建てられた肺結核の療養所の所長さんの宿舎で、立派な日本家屋。
建物は道をはさんで2棟の建物があって、南側の建物はコロナのためか公開しておらず、中には入れなかった。残念。
北側の建物は和風レストランになっていた。
こちらは営業していたので見学しようと思ったら、コロナのため見学だけは不可になってたのと、11時過ぎだったのでここで食事にすることにした。
11時ちょっと過ぎたところで、私がこの日最初に入店したお客だった。店内に他のお客さんの姿はないが、席は予約で大方埋まっていたらしく、しばし確認の後で玄関横の部屋に空席があり座ることができた。
料理は11時からサーブされるとのことで、先に誰もいない貸切状態の室内を撮影。
なんという贅沢タイム。
もとは多分、普通に畳敷きの和室だったと思われるが、すべて板張りの部屋に改装されていた。それでも和の雰囲気は十分。
縁側に出ると、裏庭もなかなか綺麗だった。
池には錦鯉もいて、日本にいるみたい。
廊下の端のお手洗い前の壁には建物の見取り図と歴史を紹介するパネルが貼ってあった。
官僚の官舎だけあって立派なお屋敷である。
療養所院長の就任を報じる日本語の新聞記事のコピーもあり興味深い。
11時半前になると、続々と予約のお客さんたちが到着して騒がしくなってきた。
ちょうど私の注文した料理も運ばれてきたので食事タイム開始。
私が頼んだのは豚足の煮込みの定食。
豚足は弾力があるタイプで、薄味健康路線。普通に美味しいのだけど、付け合わせのゆで野菜も味付けがなかったので、余計薄味に感じた。私個人の好みとしては、豚足はこってり味で、トロトロのとろける柔らかさであってほしかったので、ちょいと物足りないかな。
お茶の時間だったら台湾茶でも頼んでまったりするのがいいかもしれない。
ともかくここの価値は日本の宿舎建築の美なので、貸し切り状態で建物見学ができたことで非常に満足したがぁこさんだった。
そういえばなんだけど、エッグタルトで結構お腹一杯になってたのよね。
それで定食も頑張って食べきって、食後は本当お腹いっぱい。
時刻は12時。移動がてら、公園でちょっと歩くことにしよう。
南港散策④につづく~
松山療養所所長宿舍(靜心苑)
住所:台北市南港區昆陽街164號
時間:11:00~21:00、月曜定休
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