さて、ずっと中断したままになっていた2012年のひとり台南紀行。
やっと論文が(一応)仕上がって、試験までに少し時間があるので、続きの街歩きについて書いてみようと思う。
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西門市場を探検した後、今度は市内の定番観光スポットを散策しに、駅方向に戻ってきて、最初に訪れたのが、孔子廟だ。
孔子廟は、いわずと知れた学問の神様、儒教の創始者孔子を祀る廟。この門に掲げられている「全台首学」の文字があらわすように、ここ台南の孔子廟は、台湾で最高の学問の神様といわれているそうだ。
2009年だったかに、日本の友人と一度訪れたことがあり、赤茶色の壁を見て、とても懐かしくなった。
中は広く、緑が多くて、公園のようになっており、近所の方と思しきご老人がくつろいでいたり、子供が遊んでいたりする。ふかふかの毛皮にくるまれたリスも、あちこち走り回っていたり。とてものどかな雰囲気。
何処かの学校だろうか、制服の団体を連れたガイドさんがなにやら説明している。
心の中で、無事大学四年間落第せずに卒業できますようにとお願いをした。
外に出ると、前回友人と台湾式おでんを食べた楽しい想い出の通りにつながる門があった。
この門は、名前を「泮宮石坊」といって、もとは孔子廟の一番外側の門だったとか。日本時代に廟とこの門の間に道路ができて離れてしまったのだそう。なかなかに趣向を凝らした美しい門である。
そろそろだいぶ疲れてきたので、前から気になっていたカフェで休憩にしたいと思う。さて、次の目的地へ出発しよう。
⑦へつづく~
孔廟文化園区
住所:台南市中西區南門路2號
開放時間:08:30-17:30
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