この間グルメ番組を見ていたら、士林のベジタリアン中華まん専門店を紹介していた。
番組で紹介していたのは「草山包子」というお店。看板メニューの草山包とかいう緑の餡入りの中華まんがすごく美味しそうだったので、休みの日に突撃してみた。
お店はMRT士林駅から徒歩10分くらい。商店街を抜けた先の静かな通りにある。
壁が緑に埋め尽くされた(人工観葉植物だった)、ナチュラルな雰囲気のお店だ。
私が到着したのは昼過ぎだったが、店頭には他にお客さんの姿は無し。ただ、ひっきりなしに予約の電話が入ってたので、テイクアウトか宅配のお客さんが多いのかもしれない。
壁にメニューが貼ってあるので、言葉がわからなければ指さしでもOKそう。価格的には、下町の普通の中華まんのお店より若干高め設定に見受けられる。
取りあえず、一番食べてみたかった看板メニューの獨門草山包35元と、あと剝椒炸醬包30元、爆醬黑糖饅頭20元の3つを購入。アツアツをその場でいただいた。
持参した紙碗の外側の直径が11.5センチなので、それぞれの中華まんの大きさの比較の参考にしてほしい。
まずは、剝椒炸醬包。大きさはだいたい長さが8㎝くらい。割と小ぶり。
具材は青唐辛子の漬物と押し豆腐、偽肉などで作った肉そぼろ的な餡。ベジタリアンまんなので、中身は全部植物性だ。味はちょっとだけ辛さは感じるものの、けっこう思ったより薄味。普通に美味しいけど、びっくりするほどではないかな。個人的にはもっと辛いのが好みかも。皮もちょっとパサパサしてるかな。
つづけて、今回のお目当ての草山包。こちらは丸い形で、直径7㎝くらい。実物見るとすっごい小さい。
中身は、エリンギやインゲン豆、押し豆腐などが入った台湾バジルがベースのジェノベーゼソースといった感じ。これは洋風で、けっこう斬新な味だけど、とても美味しかった。
ソースもたぶん、台湾バジルだけじゃなくて、ほかの香味野菜が入ってる感じ。このままパスタに入れても美味しいのではないだろうか。
結果としては、今回食べた3つの中ではこれが一番美味しかった。ただ、これも皮がちょっとぱさっとしてたのが残念。もう少ししっとり系でもっちり甘みのある皮だと最高かも。
3つめは爆醬黑糖饅頭。大きさ的にはこれが一番大きくて、直径10㎝くらい。世の中の一般的な中華まんのサイズかな。
中身は、ものすごい黒糖水っぽいシロップが入ってて、割った瞬間に半分くらいお碗の中に流れてしまった。お碗があったおかげでセーフだったけど、ただ手に持ってたら服とか手が黒糖まみれになってたかも。これは黒糖シロップが爆発するようにたっぷり入ってるのが売りなのだと分かってるけど、申し訳ないが、とても食べにくい。お味も、とても普通。あと皮が乾燥気味で残念だった。
Googleでの口コミを見ると、草山の評価は総じて高く、私もこれはとても美味しかったと思う。
ただ、あと二つは割と普通。あと、全体的に中華まんの皮が乾燥気味なのが気になった。これはこの時たまたまだったかもしれないが、割と大事なところだと思う。
あと、口コミではトリュフ入りの「法式松露菇包」とセロリ入りの麻辣系の「招牌椒香肉包」の評価が高かったので、そちらを試せばよかったかもしれない。
近くを通りかかる機会があれば、立ち寄ってみてもいいと思います~。
草山包子
住所:台北市士林區基河路281號
時間:11:30~19:00
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