本日の私的メインイベントは、古い市場の見学だ。
西門市場は日本時代に建てられた市場。最初に市場が建てられたのは明治38年(1905年)で、写真のバロック風の入り口を持つ建物が建てられたのは大正9年(1920年)と、とても古い。
歴史的な建築物を保護するために、トタン屋根で建物全体が覆われている。こちら(正興街)側の建物の中は、今では市場として使用されていないが、表の西門路側は、布市場などの営業が行われている。
今日の探検は、ここからスタート。
まずは、外観を眺めてみる。
わたしは、こういう古い建物がとても好きで、超萌えるのだ。ここの市場、外の佇まいからして、なんて素敵な建物なんだ…とうっとり。
中も、非常に萌えた。
細い通路を通っていくと、今も営業しているエリアに到着。
レトロな建物の構造が、素晴らしい。
食品の市場が、本当に昔のままの感じで営業していて、また萌え。
でもすごい、生臭い肉のにおいが充満しているので、苦手な人は注意が必要かも。
ぐるっと回って、もと来た正興街側の建物に戻ってきた。
今は使われていない市場部分はがらんとしている。
昔の物がそのまま残されていたりして、タイムスリップしたかのような雰囲気だ。
時間が止まっている…。
許可証とか。そんなのまで、そのまま。
超素敵。超COOL!!
これ、改装しちゃうのかな…?
この雰囲気残したまま、うまく改装修繕して保存してほしいものだと思う。
建物の構造がよく確認できるのも萌えポイント。
台湾の市場って、緑ぽい青を多く使ってるのは何か意味が有るんだろうか?
下の写真の門なんか、すごい好きな色。
外側は、資材置き場のようになっていた。
外側から見ると、本当に廃墟のよう。
また中に戻って、こっそり二階へ侵入。
梯子のようなとても急な階段は、京都の町屋の押し入れの中にある隠し階段みたい。
床が危なそうなので上までは上らずに観察。
梁も素敵だ。
また通路に戻って、天井を眺める。美しい。
本当に、痺れるほど美しい。
こういうのをただ汚いっていう向きもあるかもしれないが、打ち捨てられた人工物には、独特の美しさがあると思う。
市場の外には割と大丈夫そうな公衆トイレもあった。
外に出て歩いてみると、周りもいい雰囲気。
市場の隣には、デザインとアートが売りのオサレホテルも。
ここはとってもオサレだが、私の予算では手が届かないので、泊まれそうもないのが残念。
ロビーをちらっと見学しただけだったが、やっぱり素敵な雰囲気だった。古い市場と、そこに溶けこむような現代アートのようなホテルの組み合わせ、非常に相性がいいように思う。
西門市場を探検した後、今度は市内の定番観光スポットを散策しに、駅方向に戻る。
⑥へつづく~
西門市場
住所:台南市中西區西門路二段177號
バロック風の、現在使用していないエリアの入り口は、裏側にあたる、正興街側
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