北投を代表するグルメスポットといえば、公共市場の「北投市場」かもしれない。
市場の中とその周辺に数えきれないほど有名な小吃店が集まっているところだ。
なかでも、市場2階の「矮仔財滷肉飯」はガイドブックにもテレビ番組にもよく登場する有名店。何がすごいって行列の長さで、2階のお店からこの階段の下まで続く行列ができるのだ。
おかげで何度も行列に挫折して、結局私が食べられたのはこの写真を撮った2017年5月の休日の朝10時過ぎの、たまたま行列が店の前だけだった1回だけ。この後にも何度か行ってみたけど、いつも階段下まで行列で連敗中。(どんだけやねん。)
たぶんもっと本気出して7時とか8時に行けば大丈夫なんだろうけど、台北市内から北投市場って、1時間くらいかかるのよね……ちょっと遠いのだ。
もとい。
お店は市場のブースで、通路周りにいくつかテーブルが置いてある。人が多くて混雑してるけど、店主の方は注文を上手にさばいておられて、よく間違わんなと感心。
こちらのお店の看板メニューはもちろん「滷肉飯」。あとは骨付きの豚のから揚げと大根のスープ「排骨湯」は必ず頼みたい。
煮卵も豆腐も美味しいらしいけど、肉も相当おすすめらしく、豚のモモ肉の煮豚「腿庫肉」か豚の大腸の煮込み「大腸頭」か悩んだ結果、この時は「大腸頭」を注文した。
滷肉飯は私好みのこってり、濃い味。豚皮のコラーゲンのとろみが感じられるそぼろ肉が非常に美味しい。
やっぱり皮と脂身がついてる、トロトロの、こういうのが好き。
大腸の煮込みも、きちんと処理されてる上にトロトロに煮こまれてるので、臭みとか全くなく、脂の感じと醤油だれが絶妙で美味!
生姜の細切りと合わせて食べると、さっぱり感も加わって飽きずに食べられると思う。唐辛子だれで味変してもいい感じ。
排骨湯は、小型の甕みたいな器でひとつずつ蒸して作るという手間暇かかってる一品。
スープは醤油系で、大根が茶色くなるまで煮こまれてて、味も濃すぎず美味い。
パクチーが好きなので、これもいい感じ。
豚の唐揚げも、ほろほろになるまで煮込まれてて、肉が柔らかくて美味しい。から揚げの油と香ばしさがスープのだしに溶け込んでて、スープの甘みとコクをアシストしている。
とにかく、どれもこれも美味しかった。
残念ながら2017年の初訪問以来、何度も行列に敗北してるので、いつかもっともっと早起きしてリベンジしに行きたいお店である。
矮仔財滷肉飯
住所:112台北市北投區新市街30號436號攤位
時間:07:00~13:00、月曜・木曜定休(売り切れしだい終了)
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