基隆地標公園から駅前に降りてきたがぁこさん。
軽いハイキングで運動したから、なんかもうちょっと食べれそうな気がしたので、基隆駅南駅舎すぐそばの「阿本燒賣(阿本燒邁)」にやって来た。1940年創業という、基隆の地元民に愛されている老舗の焼売店だ。
到着したのは13時ごろで、うっかり食事時の訪問になってしまった。
当然席は埋まっていたけれど、ひとりなのですぐにカップルのテーブルに合席で案内された。ラッキー。
メニューの表に書かれている食べたいものにチェックをいれて店員のオバさまにお渡しする。
店がすごい混んでて、見ていると外の席に座ってるお客さんとか注文忘れられて放置されてたり、店内でも注文が順序前後してたり、大混乱。
私の注文はいつ来るのかなーと思ってると、席が配膳してるカウンターの目の前、しかも女将さんの目の前だったからか、わりと速攻で注文したものが運ばれてきた。
さて、私が注文したのはこちら。
名物の燒賣(焼売)と排骨湯(骨付き豚肉の唐揚げ入りスープ)。
そういえば、基隆では焼売のことを「燒邁」っていうんだけど、なんでだろう。
こちらのお店の焼売さんは子供のこぶし大くらいある大ぶりサイズなのに、1個12元というお値打ち価格。
食感はふわふわ系。よく飲茶屋さんで出てくるひき肉がしっかりしてる肉肉しいタイプじゃなくて、魚のすり身とかも入ってて、日本の崎陽軒とかみたいなふわふわしっとり食感。
とても美味しい。そのままでもいいし、お皿のはしにデフォルトでかかってる唐辛子のたれをつけて食べても美味しい。たぶん醤油かけても美味しい。
排骨湯も美味しかった。
醤油系のスープに唐揚げの油がイイ感じに溶けだしてるのがいい。唐揚げもスープも漢方はほとんど感じなくて飲みやすい。汗をいっぱいかいた後なので、塩分が身体に染み渡るようだった。
すごく美味しくて良かったのだが、気になるところもあった。
そう、食べている間、お店が大混乱だったのだ。
女将さんが常に従業員に「注文がちゃんとさばけてない」とか「席の整理せよ」的なことを怒鳴り散らしてるかと思えば、従業員は料理を手にバタバタ走り回ってている。店の外の席の方を見やれば、注文忘れられた客が怒ってたり。
カウンターの中を見れば、お皿洗ってた人がその濡れたままの手で焼売を蒸籠にセットしてたり。(熱気で消毒はされるだろうけど)
それはもう見れば見るほど濃い……。
バタバタでマジでカオスよ……。
でも焼売がとても美味しいことは確か。
店の混乱ぶりは引くものがあるけど、お店の人も必死なだけで悪気はないし、きっとカオスの時間帯じゃなければ大丈夫なはず。
カオスを避けるなら、ここに来るのは平日が良いのかもしれない。食事時も避けた方がいいんじゃないだろうか。
さて、さすがに満腹でこれ以上食べられない。
基隆港を端から端まで回るというミッションも完了したことだし、そろそろ基隆に別れを告げ台北方面へ戻るとしようか。
2021年4月基隆港全域サイクリング!⑪につづく~
阿本燒賣(阿本燒邁)
住所:基隆市仁愛區忠二路63號
時間:07:00~20:00、月曜定休
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