鼎邊銼。
読み方がよくわからなくて、台湾人の友達に「基隆の有名なあの美味しい麺みたいなの、名前なんだっけ」と聞くと「ああ、漢字三文字のやつでしょ」と答えが返ってくる、名前がよくわからなくても、みんな知ってる名物だ。無理やり日本語読みすると、「でぃんびぃえんつぉ」とでもなるだろうか。
壁に貼ってあった解説によると、米粉を溶かしたものを大きな鍋に塗り付けるように広げていくと、鍋肌側の部分は直接加熱され、内側は蒸した状態になって、鍋でゆでると自然とくるくるまるまってくるのを、麺のようにして食べるとある。
たしかに、食べてみると独特の弾力があって、もちもちした、台湾人のいうところの「QQ」とした食感。魚のすり身団子やセロリなどであっさりしたスープはよく見かける魚丸湯(魚のつみれスープ)とほぼ同じような感じがした。さらっとした夜食やおやつにぴったりじゃないだろうか。
廟の前に赤い看板の店と黄色い看板の店があり、どちらも非常に繁盛していた。友人によると、どちらも同じように美味しいとのこと。私が今回お邪魔したのは黄色い看板の方。今度来ることがあったら、もう一軒の店と食べ比べしてみたいなあ。
お店の歴史に関する資料のコピーなども壁に貼ってあった。もう百年ほどの歴史があり、昔は行商して売っていた食べ物のようだ。なぜかパイナップルケーキなどのお土産も売っていた。
この店の脇からお寺に入ると、真っすぐ言って奥の方にお手洗いがあった。夜市でお手洗いに行きたくなったら、お寺に来るといいかもしれない。ティッシュは持参しよう。
お腹一杯になって夜市のメインストリートにもどる。夜八時ごろ、夜市はまだまだ人でごった返していた。
ごちそうさまでした~。
吳記鐤邊趖
住所:基隆市仁愛區仁三路 基隆廟口夜市廟口前27-2攤
電話:02-24237027
営業時間: 10:00~02:00
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