洞窟の中にあるお寺「仙洞巌」でのお参りを終えたがぁこさん。
続いて、本当はお寺より見学したかったお寺のすぐそばにある洞窟「仏手洞」にやってきた。
二つの洞窟は、お寺のある洞窟がメインで、こちらはサブみたいな関係のよう。
あんなに賑やかなお寺の前とは違い、仏手洞の前には人っ子一人いない。
洞窟の入口なんか、「本当に入っていいの?」と思うような岩の割れ目にしか見えない。
でも通路が続いてるし、近づけば中に下りていく階段も見えるので、ここであってるらしい。屈まないと入れないっぽいな。ちょっと怖いなあ。
意を決して中に入ってみると、やはり人気がなく、本当に誰もいなくて、暗くてひんやりした洞窟だった。
ぽたぽた水滴も落ちてきて、じめじめして、やっぱりちょっと怖い感じ。
ここは昔は修業の場だったそうで。
中には意外と広い空間もあり、ドームのようになっている場所もあった。
通路?が何本かに分かれていて、そのうちのいくつかの先には外と繋がってそうな岩のすき間があったり。
壁に寝床のように凹んだくぼみがあったり。なんかヨーロッパのカタコンベみたい。
自分の歩く音がひたひた……水滴がぴちょん……。
洞窟だからひんやりするのか、怖くてひんやりするのか……。
そんなスリリングな洞窟の一番奥に、とくに有名な、巌の模様が仏さまが指を広げてるような手に見える壁があるというので、そこを目指す。
そして、たぶんここだろうという場所にたどり着いたけど、どう見たらいいのかよくわからない。縞模様が指っぽい?
そこで、フラッシュをたいて撮影してみると、あら不思議!!
本当に、壁に大きく指を広げた掌が!
うわお……!
修行していた人たちは、これが仏様の手に見えたんだろうな。
この下のくぼみに座ると、仏様の手に包まれる感じがしたのかも。
仏様が手をさしのべてくださって、見守っていて下さると思えば、修行にも力が入ったんじゃないだろうか。
そう思ってみれば、先ほどまで歩いてきた洞窟もさほど怖く……ないこともないか、やっぱり帰り道もちょっとは怖かった。(汗)
帰り道は一瞬方向が分からなくなったけど、ちょうど親子連れが入口方向からやってきて賑やかになったので迷子にならずに洞窟から出ることができた。
ちょっと怖いところもあったけど、面白い洞窟の探検だった!
最初の砲台と言い、さっきのお寺と言い、基隆港の西側エリアって今回初めて来たけど、ここまですごい楽しかった。
もし日本の友達が基隆に来たいということがあったら、仏手洞とあわせて絶対お連れしようっと♪
ふと時間を見ると、もう13時。
港方向に戻って、お昼にしよう!
2018年4月基隆市バス無料DAY!!⑤につづく~
仙洞巌
住所:基隆市中山区中山四路仁安街
時間:08:00~17:00
仏手洞
住所:仙洞巌のとなり
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