今日の午後は久方ぶりに全台湾が驚愕するニュースが全国を駆け抜けた。
毎年恒例の「台湾ランタンフェスティバル」、今年は開催を中止することが発表されたのだ。
今月に入って桃園の病院でコロナの新型感染が発生して、病院の先生から同居する看護師の方にも感染したことが発覚したあたりから、「もしかしたら……」と噂になってたのが、本当に中止されてしまった。
お昼過ぎにニュースで「中止になるかもしれない」「15時から記者会見がある」と聞いてから、しばらく会社の事務所でも仕事の手が止まったほど、みんな衝撃を受けた模様。
記者会見の生中継も見たけど、「中止とすることを決定しました」と聞いた時には、「うそでしょ!?」と改めて目を見開いてしまった。
なんでも、国際的にもコロナの流行がまた大きくなって、台湾国内でも桃園の院内感染から拡大するかもしれない懸念がある、今回の会場の新竹市中心街は町中で、場所が区切られてないから実名制などで人の流れをコントロールすることも困難、会場のメインエリアなどでは行列の発生も予想され、密の状況が発生する恐れがある、新竹市は子供の人口も多くて万一流行したら大変なことになる、等など記者会見で説明されていた。
でも、昨日までは「開催の方向で」みたいなことだったので、本当にびっくりした。
今回は近いし、2月末から3月頭だったら暖かそうだし、割と行く気だったのに。残念……。
それにしても、桃園からの感染拡大とか言っても、今日発表の国内感染の人数って4人とかだし。外国から入国した人の感染あわせても今日1日の発表は合計6人。
日本の東京の1日1000人とか見たら全然大したことないように見えるし。ランタンフェスティバルを中止するほどの感染拡大状況と言えるのかしらと少し不思議に思うけど、政府が率先して一番厳しい対応をとるのが台湾スタイルなのかもと、妙に納得。
「防疫優先、安全優先」は、正しいことではあるし。
しかし、驚いた。こんなことになるなんて。
これから旧正月に向けて、あちこちのイベントがドミノ倒し的に中止になる予感……。
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