伝統家屋の前庭に、一面に並べられた干し柿。
まだ留学に来る前、台湾によく旅行で来ていた時に、台湾の本屋でよく本を買っていた。特に、散歩や文化の本が好きで、ある時、台湾全土の素敵な散歩道を紹介している本を購入したのだが、その中で、とても印象に残った風景が、台湾北部にある新竹県の新埔という街にある農園の干し柿だった。
台湾に留学に来て一年目は、学校が始まったばかりの時期でもあり、干し柿の季節を逃してしまったのだが、大学二年目が始まってしばらくしたころ、今年こそ、かねてからずっと行きたいと思っていた、あの風景を見にでかけることにした。日帰りの、プチトリップだ。
当日は、朝8時前に、学校の寮から最寄りの高速バス乗り場から、まずは、桃園県の龍潭という処を目指し、そこで路線バスに乗り換えて、新竹県新埔に向かった。
たどり着いた龍潭新村という路線バスのバス停は、本当にここでいいのかと思うほど、何もなかった。とりあえず、バス停の向かいに朝ごはんやさんがあったので、そこで軽く腹ごしらえをしつつ、バスを待った。ここから、新竹客運5260線で第二市場というバス停に行く予定。
事前に調べたところ、google先生は、目的地まで一時間ほどかかるとおっしゃっていたが、実際には、30分ほどで目的地附近に到着。ただし、google先生が教えてくれた第二市場というバス停には、新竹行の場合は停車しないということがバスに乗ってから初めてわかり、次のバス停で慌てて降りるというオチ付きだった。
地図を見ながら、目印の教会を探す。すぐに見つかった。
ここから、本日の最大の目的地「味衛佳観光果園」を目指す。
美しい教会だ。
看板に沿って、進んでいく。
google先生によると、歩いて20分ほどだそうだ。爽やかな天気なので、散歩がてらてくてく歩いていったらちょうどいい距離だろう。
教会を後にして、まっすぐ進んでいく。
小学校の壁画が、可愛い。
柿のモザイク画なんて、洒落てる。
小学校の先の路の看板に従って、右折。
…え???
あの、すみません、なんか、山登っていくような坂道に見えるんですけど…???(爆)
ちょっ……google先生、聞いてませんよ!?
②に続く…
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