頂渓彩絵猫村で3Dアートとの記念撮影を満喫した私たちは、先ほどバスを降りた中渓バス停から再び同じ番号のバスに乗り、次の目的地の虎尾にやってきた。
バスを降りて、まずはバス停のすぐそばにあった雲林布袋戲館という建物に入ってみた。
この建物は日本統治時代の昭和6年に建てられた旧虎尾郡役所。
こじんまりしているけど、暖色系の配色がほんわか可愛らしい。
私と同じように古い時代の建物が好きな人には建物そのものを見学するのも楽しいと思う。
現在、建物は台湾の伝統的な指人形劇「布袋劇」の保存・継承のための資料館として利用されている。
「なんで布袋劇?」とおもったら、なんでも雲林虎尾鎮という土地は台湾の布袋劇の故郷だそうで。
館内には布袋劇の歴史を紹介した資料のほか、実物の人形もたくさん展示してあった。
例えば、こちらは基本の伝統的なタイプ。
役柄の配分とかは、京劇と共通する部分が多くて、衣装とメイクを見れば、どの登場人物がヒーロー、ヒロインかとか、すぐわかるようになっている。
髪飾りや冠、衣装も凝ってて素敵!
これらの衣装や小道具も京劇の役柄と共通点が多いみたい。
刺繍とか、すごく細かくて、造りがしっかりしてる。はあ、素敵♪
こちらはだいぶ現代的で、コミカルなタイプ。
親しみやすそうだけど、私は昔のタイプの方が格好いいと思う。
そしてこちらが、大型でリアルな進化系現代版。
台湾のテレビでおなじみの人形劇で、人形が美しくて、アクションも激しく、ファンもすごく多い。もはや指人形ではなくなってるけど、これも一応、「霹靂布袋劇 (霹靂布袋戲)」だ。
舞台にお立ちになるとこんな感じ。凛々しいっす。
私たちが行った日にはなかったけど、日によっては人形劇の実演もあるんだとか。
あと、私たちは予習なしで行ったため知らなかったが、建物内には日本統治時代から残ってる拘置所施設もあって見学できたらしい。
どこが昔の施設だったんだろう。建物好きとしては見学できなかったのは不覚であったとしか言いようがない。またいつか遊びに行く機会があれば、建物を改めてじっくり見学したいところである。
ともあれ旅は一期一会。
布袋劇の奥深さにふれたところで、次はお隣の日本家屋に行ってみることにしよう!
2017年2月‐院後輩と2泊3日南投&雲林探検。13-DAY3-3へつづく~
雲林布袋劇館
住所:雲林縣虎尾鎮林森路一段498號
時間:10:00~18:00、月曜・火曜休館
料金:無料
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