居留証更新。

今日は、居留証の更新に行ってきた。

基本年に一度のめんどくさい儀式だ。更新手続きは、居留期間が切れる日、すなわち一番最初に台湾に入国した日付から一か月前から可能で、手続き後、ちょうど二週間で新しい居留証が受け取れる。これがないと、台湾を出たり入ったり、正式に長期間居留することができないので、めんどくさいが、とても大事なのだ。毎年、この時期になるといつもとても緊張する。

去年は、例年になく大変だった。同じ大学での進学とはいえ、更新手続き時はまだ夏休みで、入学式も終わってなければ、奨学金もまだ受け取れておらず、資金難の私は学費を全額支払うことができず、分割支払い申請をした。(これはのちに、学校側の手続きの行き違いで本来不要なはずの分の学費が請求されてたことが判明)

全額支払ってなくて新しい学生証もないので、入学手続きをしましたよ、という証明書を学校からもらって、居留証の更新手続きをした。これは、事前に移民局まで行って問い合わせた方法だったのだが、いざ更新手続きに行ってみると、手続き窓口の移民局のお役人様に「これでは半年分しか居留証を交付できない。新しい学生証を受け取ったら再度更新手続きするように」とか言われて、手数料以外の資料をすべてもう一度そろえて、数カ月後に再度更新という、二度手間になってしまったのだ。

(受付と窓口と、同じ役所でなぜ言うことが違うのか謎。)

今年もまた変なことになっては非常に困るので、6月に移民局に出向いて、案内所で大学院一年から二年に進級する旨を伝え、更新に必要なものを再確認した。今回言われた持ち物は、「居留証、パスポート本体とコピー、一年の前期と後期の就学手続き終了の捺印済みの学生証本体とコピー、手数料1000元」。今までで一番簡単な持ち物セットだった。

一応念のため、学校からも在学証明書を発行してもらい、今朝8時半過ぎに移民局へ。

結果、空いていたためもあり、あっというま、門をくぐってから引換証(レシート)を受け取って手続きが終了するまで20分かからずに、すべて終了した。今回で6年目、実質7回目の居留証手続きだが、こんなに早く終了したのは初めてでびっくり。

レシートを手にして、もしかして、今年が最後の居留証申請になるかもしれないと思うと、なんだか感慨深いものがあった。

来年はどうなるんだろう。

台湾で仕事をすることになってまた申請手続きをすることになるんだろうか。それとも、日本に帰ることになるのか。きっと、論文に追われているうちに、あっという間に、一年が経つのだろう。

未来はまだ、未定だ。

台湾いとしこいし

台湾が好き。 やって来た来た、いとしくて、こいしい、台湾。 勉強して、食べて、遊んで、旅して。勢いだけで、突っ走る元OL留学生、今日も台湾をゆく。 2017年台湾の大学の修士課程卒業、台湾で社会復帰。 instagram@taiwanitoshikoishi