先日、また夜に通化街に出かける機会があった。
今回は前から何度も通りかかって気にはなってたけど、「なんとなく入りにくい感じ」がして食事したことがなかった「老李牛雑」というお店に勇気を振り絞って（嘘です。そこまでじゃないｗ）突撃してみた。
「牛雑」というのは牛モツのことで、こちらのお店は牛肉をはじめ、牛のいろんなモツを取り扱っているお店。
中でも一番の看板メニューは牛モツスープの牛雑湯だそうだ。
お店はやっぱり、ちょい入りづらい雰囲気が漂っている。
私がヘタレなだけかもしれないが、お店のお姉さま方は私が入口に立っても、こちらを見る訳でもなく、「いらっしゃい！」とかの掛け声があるわけでもなく。
注文伝票も置いてないし、もうどしたらいいもんだか、ヘタレだから心が折れて回れ右したくなりそうなところで、店頭に立って他のお客さんとお喋りしていたお姉さま（女将さんかもしれない）が私に気がついて、「持ち帰り？ ここで食べるの？ 何食べるの？」と聞いてきた。
口頭注文か。中国語できないとハードル高めかもなあ……でも指差しで注文すればいいのか。
まあそれは置いといて。
取りあえず、基本の牛雑湯と、番茄牛肉炒飯（トマトと牛肉の炒飯）を注文。
お姉さまに指さされた店頭の席に座ると、お姉さまの飼い犬らしきプードルが後ろの席にちょこんとお座りしていた。
キョロキョロしてるけど、大人しくて、ふわふわしててすごい可愛い！
私は猫派なんだけど、この子は超可愛くて、メロメロになってしまい、携帯でバシバシ写真を撮っている間に料理が運ばれてきた。
牛雑湯のスープは台湾バジルとほんのり漢方系で、体に優しい感じ。
最初の一口は、ちょっと気になったけど、そんなに漢方は強くなく、むしろ台湾バジルの香りの方が強いくらいで、二口、三口と飲んでいると、全然気にならなくなった。
味も塩辛いとかはなく、しみじみと体にしみ込んでいくような感じでスルスル飲んでしまう。
しかも嬉しいことに、スープだけだったらおかわり自由！ 店頭のカウンターにお碗を持って行ったら、お姉さま方がスープを注いでくれるシステムだった。
そしてスープの具材。
いろんな部位の牛モツが入ってるけど、全く臭くなくて、とろける柔らかさ！
一緒に出された豆板醤とニンニクと醤油かな、小皿のたれに牛モツをつけて食べると、マジで超美味でびっくりした。うんまい♪
トマト牛肉炒飯は、予想してたより牛肉モリモリ、トマトもゴロゴロで、すごいボリューム。これで100元てすごいお得だと思う。
カレーっぽい味付けだったけど辛くはなく、むしろ私的には豆板醤でもっと辛くしたい感じ。
テーブルに置いてあった豆板醤を足して食べてると、先ほどの女将さんと思われるお姉さまがプードルをヨシヨシしながら、「辛くした方がよかったんでしょ～次回は辛くしてって言ってね！」とにこやかに話しかけてきた。
「ワンコ可愛いですね」というと、「すごい大人しいのよ～、撫でても大丈夫よ～！ 手をなめられちゃうわよ！」と満面の笑み。一見強面だけど、慣れてお話しすると超親切な人のようだった。
なかなかに美味しくいただいて、最後に違うお姉さまにお会計を頼むと「２００元」と言われて心の中でちょっとびっくりした。
牛雑湯は小サイズを頼んだつもりだったんだけど、デフォルトは大サイズ１００元だったみたいで、私は注文時にサイズをちゃんと言ってなかったから、大が出てきていたらしい。
合計２００元になっちゃったけど、美味しかったし、まあいいかたまには。あは。
もっと人数がそろうときがあったら、ほかのメニューも試してみたいな。
ごちそうさまでした♪
老李牛雜
住所：106台北市大安區安和路二段59巷8號
時間：11：00～22：00、日曜定休
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